熱硬化性樹脂
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分子量分布の異なるo-クレゾールノボラック型エポキシ樹脂の構造と動的粘弾性
長谷川 喜一, 福田 明徳, 殿谷 三郎, 上出 一男
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1989 年 10 巻 2 号 p. 98-104

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抄録
市販o-クレゾールノボラックを再沈法により5つのフラクションに分け, それぞれグリシジルエーテル化し分子量分布の異なる5種のエポキシ樹脂を得た。これらのエポキシ樹脂をo-クレゾール4核体で硬化させた後, 硬化物の動的粘弾性を測定し, 原料ノボラックの平均分子量との関係を検討した。その結果, 平均分子量の大きいノボラックを原料とするエポキシ樹脂の方が, 高いガラス転移温度, ゴム領域における高い貯蔵弾性率, 小さい橋かけ点間平均分子量および大きいフロント係数を与えることが認められた。いずれも, 分子量の大きい化合物の方が官能基数が多く, 強固な橋かけ構造を形成するからであると結論づけた。また, 数平均分子量の方が重量平均分子量よりも動的粘弾生特性値との相関性が高いことも明らかとなった。一方, 線膨張係数については, 平均分子量の影響はほとんどみられなかった。
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