抄録
エポキシ樹脂に、アミン修飾したクレイを添加すると、エポキシ樹脂の熱膨張率が低減できる。そこで、これらの修飾クレイをエポキシ樹脂中にナノメートルオーダーで高分散化させたナノコンポジットは、従来の無機フィラーと比較してより少量のクレイ添加で、効果的に熱膨張率を低減できることを見出した。しかしこの系ではクレイが高分散した場合にTgが低下することも判明した。そこで、化学構造内に3~4個のアミノ基を有し、かつ側鎖が短いグアニジン系化合物をクレイに修飾して、同様の方法によりエポキシ樹脂に高分散させた結果、Tg等他の熱的特性を損なうこと無しに、少量の添加により低熱膨張率化が可能であることを見出した。