ネットワークポリマー
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エポキシ/クレイナノコンポジットにおける相構造と熱的、機械的性質
越智 光一鳥居 智之浜口 和泉
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2004 年 25 巻 1 号 p. 20-27

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抄録
インターカレーション法によって得られたエポキシ樹脂とオルガノクレイから成るエポキシ/クレイナノコンポジットの相構造と熱的, 機械的性質について検討を行った。X線回折測定よりクレイの層剥離は主にエポキシ樹脂の硬化過程で起こることがわかった。透過型電子顕微鏡 (TEM) による観察では, 層間距離の広いオルガノクレイを用いたナノコンポジットはクレイの分散性が向上していることが示された。動的粘弾性測定においては, C12acid-MMTを用いたナノコンポジットでtanδピークの高温側への顕著な移動が観察された。これはクレイとエポキシ樹脂との間に共有結合を形成させたため転移に要するエネルギーが増大したことに起因すると考えられる。
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