抄録
光架橋部位にオキセタンユニット、熱分解部位にスルホン酸エステルユニットをもつp-スチレンスルホン酸3-エチルーオキセタン-3-イルメチルエステル (EOMSS) と熱分解型エポキシモノマーMOBHをラジカル共重合し、ポリマーを合成した。光酸発生剤を含むポリマーフィルムは254nm光照射後、60℃~160℃の加熱でテトラヒドロフランに不溶化した。不溶化したEHOSSホモオリゴマーとEHOSS-MOBHコオリゴマーは220℃以上の加熱で水に溶解した。水への可溶化は、加熱によって熱分解部位であるスチレンスルホン酸エステル基とカルボン酸エステル基が分解し、架橋構造が崩壊したためであると考えた。不溶化および可溶化挙動は光酸発生剤の種類およびポリマーの分子量に強く依存した。