ネットワークポリマー
Online ISSN : 2186-537X
Print ISSN : 1342-0577
ISSN-L : 1342-0577
水による溶解除去が可能なオキセタン部位含有光架橋性高分子
岡村 晴之田島 良美白井 正充
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 27 巻 1 号 p. 2-9

詳細
抄録
光架橋部位にオキセタンユニット、熱分解部位にスルホン酸エステルユニットをもつp-スチレンスルホン酸3-エチルーオキセタン-3-イルメチルエステル (EOMSS) と熱分解型エポキシモノマーMOBHをラジカル共重合し、ポリマーを合成した。光酸発生剤を含むポリマーフィルムは254nm光照射後、60℃~160℃の加熱でテトラヒドロフランに不溶化した。不溶化したEHOSSホモオリゴマーとEHOSS-MOBHコオリゴマーは220℃以上の加熱で水に溶解した。水への可溶化は、加熱によって熱分解部位であるスチレンスルホン酸エステル基とカルボン酸エステル基が分解し、架橋構造が崩壊したためであると考えた。不溶化および可溶化挙動は光酸発生剤の種類およびポリマーの分子量に強く依存した。
著者関連情報
© 合成樹脂工業協会
次の記事
feedback
Top