日本フードツーリズム学会誌
Online ISSN : 2759-0917
Print ISSN : 2758-1810
フードトレイルにおける「集積」と「周遊」
―石川県・能登丼の事例をもとに―
中子 富貴子
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研究報告書・技術報告書 認証あり

2022 年 2022 巻 1 号 p. 2-8

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抄録

欧米で中心に見られるフードトレイルの取り組みは、地域の食やそれに関連するものをひとつのテーマの下に集積し、観光客に周遊可能なルートを提示するものである。日本では近似的なものとして「食の街道」や「食べ歩きマップ」があるが、欧米で考えられているフードトレイルの発想とは異なる部分がある。本稿では石川県能登地域の「能登丼」を取り上げ、「集積」、「周遊」の観点から比較考察を行う。欧米のフードトレイルが持つ「周遊」概念と異なり、「能登丼」ではスタンプラリー方式が特徴的であることを明らかにし考察を行う。

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© 2022 本論文著者
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