日本フードツーリズム学会誌
Online ISSN : 2759-0917
Print ISSN : 2758-1810
最新号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 石川県白山市鶴来地区を事例に
    野村 京子, 藪下 保弘, 川﨑 眞理子, 坂井 ひより, 越田 諒, 野村 千尋
    2024 年2024 巻3 号 p. 2-6
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    鶴来地区(石川県白山市)は、全国でも珍しく四大発酵食品(味噌、醤油、日本酒、酢)の醸造元と、発酵の素となる糀屋が揃う発酵食文化のまちである。全国数多の地区が有する地域の課題は、地域固有の資源の潜在能力の発見と情報発信不足と考えられる。本研究では、古き良き名残を残す同地区が発する日常をSNSから俯瞰した。続けてECサイトから不作為に商品情報を取捨し、観光振興を期した発酵食品に関する顧客ニーズをテキスト計量的分析と重回帰分析を用いて解析した。この解析の結果、発酵食品のうち甘酒の潜在能力が発現した。すなわち、甘酒を地域固有の資源として有効活用し、地域活性化につなげる糸口を見出したといえよう。
  • ㈱雨風太陽による食育ツーリズムの取り組みを通じて
    前嶋 了二
    2024 年2024 巻3 号 p. 7-14
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    2016年に高橋博之(現・雨風太陽代表取締役)らが提唱した「関係人口」創出の取り組みは、今や第2期地方創成戦略(2020‐2024)の主要政策となっている。全国の自治体が地域外部の経営資源としての関係人口創出・拡大を政策事業化する一方で、民間レベルでも多様な取り組みが行われている。なかでも㈱雨風太陽は生産者と消費者を直接的に結びつけ、関係人口化する事業に取り組んできた。本稿では、同社の産直Eコマース、食育ツーリズム商品に参画する岩手県の生産者の調査を行い、その成果と可能性を検証した。さらに、高橋氏と意見交換を行い、醸成される関係人口の活性化、生産者との関係性の深化について、その課題と今後の方向性を考察した。
  • 静岡県吉田町の国産養殖ウナギを事例として
    毛利 康秀
    2024 年2024 巻3 号 p. 15-22
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本稿では、国産養殖ウナギの産地での賞味を目的としたフードツーリズムに着目し、静岡県榛原郡吉田町の国産養殖ウナギを事例として、ウナギとフードツーリズムに関する予備的な調査を行った。その結果、フードツーリズムという用語の認知度はあまり高くはなかったものの、フードツーリズムと呼べる旅行に行ったことがあるとする回答は比較的高く、食を意識した観光が広がっていることが確認出来た。一方、ウナギは他のご当地料理と比較してフードツーリズムの対象として意識されている順位が低く、産地としての地域性もあまり重視されていないことも分かった。ただし、ウナギは国内産のニーズが高く、地産地消が美味しいと思う意識も高く、特に社会人女性にその傾向が強かったので、社会人女性を主なターゲットとしたウナギのフードツーリズムの発展可能性を見いだすことが出来る。単なる食事だけではなく、養鰻場の見学をはじめ、吉田町の観光資源に物語性を連動させたツアー企画の工夫など、現地を訪れたくなる付加価値を高める工夫も求められる。
  • 千曲川バレーワイン特区協議会の事例から
    傍嶋 則之
    2024 年2024 巻3 号 p. 23-27
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    令和4年・5年と2年に渡り文部科学省基礎研究(C)「ウエルネス概念からみたアルザス地方のガストロノミーウォーキングに関する研究」を目的に、フランス東部グラン・テスト地域圏、バ=ラン県のコミューンバール村にて開催されたガストロノミーウォーキングに調査に赴きました。アルザス地方のガストロノミーツーリズムは、食べることだけでなく食材生産の場も対象とする幅広い観光であり、農山漁村の活性化に有効な手段となりうる。またフランスでは、食の現場を健康的な運動と結びつけた観光が地方で展開されている。(西村・高根沢・傍嶋2023)その結果を踏まえ筆者は、日本国内で「温泉・飲食」の観光精度を高めて、ウェルネスツーリズムの視点で温泉地・ワイナリー圃場の景観及びワイン(酒)・食事から身体にどの様な影響を与えるかについて、2019年度からコロナ禍の影響を強く影響を受ける旅館・ホテル等観光産業の再生も含めて実験的な事業を展開した。開催地については、フランスアルザス地方とテロワールが類似している千曲川ワインバレー東地区の上田市丸子地区シャトーメルシャン椀子ワイナリー、温泉地については、日本遺産にも認定されている上田市塩田地区別所温泉(日帰り入浴施設「あいそめの湯」、宿泊施設「上松や旅館」)を選定した。今回は、日帰りモニター客4回を基本とし、その内東海圏名古屋からの宿泊モニター客1回を開催、昼食会場には「あいそめの湯」を設定して食事には、和食の大家(四条流包丁式家元・黄綬褒章受章者)入口修三先生の監修で「縁高弁当」を作製頂いた。
  • 野村 京子, 藪下 保弘, 川﨑 眞理子, 小畑 博正
    2024 年2024 巻3 号 p. 28-31
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    スムージーは、フルーツや野菜などをミックスしてできる単純な飲み物である。しかしその組み合わせには画一的なルールは存在せず、レシピの自由度は高く、地域の食文化と習慣が混然一体となったフードツーリズムを想起し得るフードである。本研究は、2023年度フードツーリズム学会研究分科会として補助を受けた共同研究である。研究にあたり、石川県白山市鶴来地区の商工業者ならびに関連団体との連携に発展している。本研究ノートでは、研究初年度の研究から得た学術的知見と活動後に生まれた活動主体を中心に、分科会研究の進捗を報告する。
  • 「みはる助っ人 中高生会議」の実践
    初澤 敏生
    2024 年2024 巻3 号 p. 32-37
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    本報告は福島県三春町と福島大学が連携して実施した、大学生と中・高生が連携した2023年度の地域づくり事業の実践報告である。この活動では「食の開発」を目的とした活動も含まれる。食の開発にあたっては、三春町のB級グルメである「グルメンチ」と伝統食である「三角揚げ」を取り上げ、メニュー開発などを行なった。本事業では地元企業と連携しての商品化などの段階にまでは進めなかったが、事業そのものは今後も継続を予定しており、内容をさらに深めていきたい。
  • 平島 佳世子
    2024 年2024 巻3 号 p. 38-42
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    大阪では2025年に開催される「大阪・関西万博」を控え、官民連携で≪食≫を活かした観光の取り組みが進められている。そこで本研究では、大阪が有する豊かな食「大阪産(おおさかもん)」に着目し、大阪産フードツーリズムの可能性についての研究を深めた。なにわの伝統野菜のひとつでもある「泉州黄玉葱」をとりあげ、泉州地域における大阪産フードツーリズムツアーの造成を進めた。国内外から多数のビジターが訪れる万博を契機に、大阪の地域資源として「大阪産フードツーリズム」が大きな役割を果たすことを期待したい。
  • 江南市ガストロノミー醸成の事例から
    加藤 翔一郎, 安田 恭太朗, 大西 憧, 傍嶋 則之
    2024 年2024 巻3 号 p. 43-48
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 日本フードツーリズム学会 視察研修報告
    傍嶋 則之
    2024 年2024 巻3 号 p. 49-
    発行日: 2024/06/01
    公開日: 2025/07/10
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
feedback
Top