日本橋学館大学紀要
Online ISSN : 1884-2518
Print ISSN : 1348-0154
ISSN-L : 1348-0154
大学1 年生におけるライティングの変化(1):前期集中授業での課題への分析から
柴原 宜幸
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 10 巻 p. 89-102

詳細
抄録
そこで本研究では、大学入学直後の学生の答案が、半年間の授業(ディシプリンにおける指導)を通じて、ライティングにおいて、どのような変化をみせるのかを考えていく。その観点としては、学生が、授業内容の理解をどれだけ自分の言葉として表現できるようになるのか、さらには、異なる文脈で話された内容や、個人的な経験や一般的な言質との関わりでの知識とどのように再体制化するのか、である。またその際、教員からのフィードパックがどのような効果をもたらすのかについても考察し、今後のライティング教育を考えていく1つのヒントとしたい。
著者関連情報
© 2011 学校法人日本橋女学館 日本橋学館大学
前の記事 次の記事
feedback
Top