名古屋工業大学
1988 年 37 巻 6 号 p. 12-31
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本願寺八世蓮如の言行録は他に例を見ないほど多数ある。それらは記録者それぞれの蓮如個人ないしは本願寺教団体制との関係により蓮如の言談を媒材として異なった蓮如の像を作り上げている。ここではそのうち主要な記録者三者(側近の空善・十男の実悟・有力寺院の堅田本福寺)をとりあげ、彼等の置かれた歴史的条件がもたらした蓮如との心情的関係がそれぞれどのような蓮如についての言談の時空のイメージを生み出したかを分析する。
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