フェリス女学院大学
1994 年 43 巻 6 号 p. 29-39
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本稿では、枕草子における個別的な<身体>という生地がどのようにコラージュされ、ずらされ、重ね合わされて枕草子というテクストを仕立てあげているかを、皮膚=衣装という局面にしぼって考えてみた。枕草子における汗や髪や匂いは、矛盾を含んだ身体の「ずれ」感覚がせめぎ合い、意味を生成する<場>として提示されているのである。
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