広島大学
1995 年 44 巻 7 号 p. 31-40
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共同体の多元的成立のもと諸言説が並び立って多言語化しそれらが流通交錯していったと見られる中世日本の<公共性>、つまりは秩序の様態を、『従然草』におけるテキストと言説との関わり方の分析を通じて窺った。そこからは自己同定を果たす価値幻想が公家的秩序から仏教的秩序に移り、やがて言説への懐疑によって秩序そのものを他者化していく様相が見出された。
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