東海高等学校
1995 年 44 巻 7 号 p. 41-55
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『平家物語』の中で流される涙が、《語り》によって、享受者の涙と相同関係となり、享受者に<感性>の<教育>を施す。『平家物語』が、物語享受者に一定の指向性を与えることで、感性の共同体が形成される。その感性には、<日本>という想像上の共同体を作り上げる機能がある。公共性=<秩序>に、人々が無意識裡に取り込まれている/再生産していることと、『平家物語』は共犯関係にあることを論じた。
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