琉球大学
2001 年 50 巻 1 号 p. 10-18
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奄美・琉球列島のシャーマニズム文化には、イチジャマ(生霊)やクチ(口)など、共同体内の共時的な人間関係・社会関係につよくはたらきかけ、その関係を変更・更新するように機能する、共同体原理とみなしうる性質がある。しかし琉球王府の刑罰文書のなかにイチジャマをつかって殺人をおこなったかどで処刑された例が数例みられ、それらは王権の共同体原理への介入、あるいは国家(王権)と共同体との関係のありかたを示唆する。
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