大阪大学
2012 年 61 巻 10 号 p. 24-35
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かねてより、私は、近世文学の一領域として「奇談」を提案してきた。
もちろん、私の提案に対して、反対の意見もある。
反対意見へのコメントを含めて、あらためてこの問題を考えたい。
とくに「奇談」における語り(咄)の場の設定について検討し、あわせて、近世仮名読物史に「奇談」という領域を仮設することの意義を述べる。
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