東京学芸大学
2015 年 64 巻 5 号 p. 2-10
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時を越えて伝えるというテーマを、東日本大震災以後の不安定な社会と文学研究のあり方を問い直す契機にしたいと考えた。ジャンルで言えば、和歌・物語・説話・随筆を横断した。同時に、それぞれに災害・自死・怪異・高齢といった現代社会が抱える課題を組み合わせた。柳田国男の確立した民俗学の知見を導入してみることの意義にも触れた。今、千年を越えて文学を伝えることは、古典文学研究が取り組むべき役割であることを説いた。
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