茨城大学
2023 年 19 巻 2 号 p. 20-36
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洋学資料における単語集は、17世紀の長崎阿蘭陀通詞によって作られ始めた。18世紀末までは写本の単語集しか存在せず、単語集は辞書の役割も担っていたものと見られるが、寛政八(1796)年刊の蘭日辞書『波留麻和解』と寛政十(1798)年序刊の日蘭対訳単語集『類聚紅毛語訳』が出版されてからは刊本の辞書と単語集が存在するようになり、それ以降、利用のされ方が次第に分化していったものと見られる。その様子を概観した上で、洋学資料における単語集の特徴について、辞書との関係と相違点を中心に論じる。
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