抄録
近年国際スポーツイベントは、広義的意味で誘客を促進する観光資源として認識され始めている。2002年日韓共催で開催されるサッカーワールドカップは、国境を越えた観光活動として考えられ、観光振興のための整備が求められている。本稿は、札幌市、大邱市の、両市民に対する意識調査を試み、その結果に考察を加えたものである。札幌、大邱市民は、共に国際交流の重要性とホスピタリティの重要性を指摘しているが、具体的活動には至っていない。また観光振興の内容の考察では、大邱の「産業重視」と、札幌の「交流重視」の差異を指摘し た。
こうした意識を踏まえ、「市民参加のしくみづくり」「数字に現れる効果」「異文化理解に立った接し方の学習」など、具体的施策について明らかにした。