日本化学会誌(化学と工業化学)
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一般論文
鉄(III)-マグネシウム混合酸化物を前濃縮用吸着剤に用いる水中極微量ペンタクロロフェノールの吸光光度定量
石野 二三枝
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2000 年 2000 巻 4 号 p. 243-246

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抄録
ペンタクロロフェノール(PCP)はpH11-14の鉄(III)-マグネシウム混合酸化物にほぼ100%吸着し,1-ペンタノールによりほぼ100%脱着する。この吸着-脱着の性質を利用して水中のPCPを濃縮定量する方法を検討した。モル比15:85の塩化鉄(III),塩化マグネシウムの混合水溶液に水酸化ナトリウムを添加して混合水酸化物を生成したのち,450°Cで加熱乾燥して鉄(III)-マグネシウム混合酸化物(混合酸化物)を作製した。検水200mLに0.6gの混合酸化物を加えpH11-12でかき混ぜてPCPを吸着した。濾過したのち沈殿に硫酸と1-ペンタノール4mLを加えて脱着した。1-ペンタノール相の吸光度を測定して10ppb-80ppbのPCPを定量できた。1×10-3mol dm-3のNH4+,Ca2+, CO32-, SO42-,BO3-,F-,SiO42-とPO43-は妨害しないが1×10-4mol dm-3以上のNO2-とNO3-は妨害する。モレキュラシーブ5Aを混合酸化物2で被覆した吸着剤を作製し,クロロフェノール類のカラムクロマトグラフィーに応用した。
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© 2000 The Chemical Society of Japan
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