1940 年 61 巻 2 号 p. 149-153
朝鮮鬱陵島産玄武岩一種,アルカリ粗面岩七種,白榴石岩一種に就てラヂウム含量を測定せる結果平均ラヂウム含量玄武岩0.13×10-12g Ra/g,アルカリ粗面岩1.13×10-12g Ra/g,白榴石岩1.65×10-12g Ra/gなる値が得られた.之等の三種の火山岩の噴出順序は玄武岩が基定をなすもので最も古く,アルカリ粗面岩の噴出は之より遙かに新しく更に白榴石岩は最後の噴出の部分に相當するものであつて,噴出順序の新しいもの程ラヂウム含量が増加するといふ傾向が窺はれる.
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