1942 年 63 巻 8 号 p. 916-920
ClH2C-CH2Br, ClH2C-CH2Iの固體及び液體,並びにBrH2C-CH2Iの固體に對してラマン効果の測定を行つた.その結果と双極子能率測定の結果を併せ考察する事によつて,之等の分子もXH2C-CH2X型の分子と同様,固體に於てはトランス形に,又液體に於てはトランス形と中間形になる事を明かにした.又之等の分子の骨格振動,そのうち特に變角振動に就て論じ,それに基いてClH2C-CH2Clのトランス形分子の逆對稱變角振動の波數を椎定した.
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