1957 年 78 巻 8 号 p. 1112-1117
d一リモネンを第3ブチルクロメー一トの酢酸酸性ベンゼン溶液および申性ベンゼン溶液によって酸化し,主反応成績体としてdl一カルボン,副反応成績体としてd一イソピペリテノン,ピAOリテノンその他少量の酸化生成物の生成を認め,この酸化剤はリモネンの環内二重結合に隣るメチレン基を選択的に酸化してカルボニル化合物を生成すること,およびこの酸化剤溶液を酸性としても中性としても酸化の傾向は実質的に変化せず,酸性とする場合は反応成績体の収量を増大することを確認した。
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