アカミノイヌツゲおよびクロソヨゴの生葉から同一の強い苦味を有する成分sugereoside(1)を単離した。[1]の酸およびエムルシンによる加水分解によりabbeokutne[6]とグルコースが得られたので[1]の構造としてabbeokutoneグルコシドが推定された。さらにアカミノイヌツゲから弱い苦味を有するilesugerin[18]が単離され,安息香酸-3,4-ジヒドロキシベソジルエステルの3,4一位の水酸基にグルコースがそれぞれ1個一結合した構造が与られた,クロソヨゴからは非苦味物質であるがsugeronin[24]が得られ,安息香酸-P-ヒドロキシベンジルエステルの水酸基にグルコースおよびキシ連なって結合した構造が推定された。
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