1973 年 1973 巻 4 号 p. 848-851
ガス吹き込みカキマゼ槽を用い,エタノールに懸濁したパラジウム-活性炭触媒によるベンズアルデヒドの液相水素化反応を物質移動抵抗および触媒表面反応を評価する目的で行なった。
水素の拡散が律速する条件のもとで,気一液間物質移動容量係数および液一固間物質移動係数と操作条件(気体通気速度,カキマゼ速度,触媒充テン量)との相関関係を求め文献値と比較した。
ついで反応律速の条件のもとで,Langmuir-Hinshelwood型表示の速度式の適用を仮定して,反応物濃度の初速度への影響から非線型最小二乗法および速度式中の各定数の温度依存性に基づいて最適速度式を決定した。
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