Pb1-xTiOs-xもしくはPbi-xNavTiOs.x,(v/2)型のチタン酸鉛がPbO,TiO2,Na2CO3混合物(Pb1Ti≦1.0)の固相反応によって合成された。上記化学式はTio2過剰の反応体混合物が焼成によってペロブスカイト単一相になる事実から妥当と思われる。得られた欠陥チタン酸鉛のtetragonalityの温度変化を追跡した結果,tetragonalityもしくは正方ヒズミは,組成パラメータ-xによってかなり変化するが,Curie点はxの変化にかかわらずほぼ一定であったeこの事実は,この欠陥体が組成変動をもつこととして説明された。Pb Na7TiO3.針(v/2)試料ペレットの1MHzでの誘電率の温度変化が測定された。そのε~T曲線は,Curie点付近でのεの"拡散現象"により特徴づけられる。この拡散現象"はある欠陥ペロブスカイトが組成の異なった局所領域からなり,したがってこれらの領域は異なったCurie温度をもつとしたモデルによって説明された。
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