日本化学会誌(化学と工業化学)
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種々の担体上の芳香族スルホン酸類を触媒とするトルエンの硝酸によるニトロ化
亀尾 貴西村 信司真鍋 修
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1974 年 1974 巻 1 号 p. 122-126

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抄録

種々の撞体上に保持された芳香族スルホン酸類を触媒として硝酸でトルェソをニトロ化した場合,担体を使用しないときにくらぺてモノニトロ化生成物の収率およびP/o値を大きく増大させ得ることが℃きた。スルホン酸としてはニトロ化反応条件下で粘い液状であるスルホン酸,たとえば,トルエン-2,4-ジスルホン酸,m-ベンゼン:ジスルホン酸,o-m-,ρ-ニトロベンゼンスルホン酸の混合物などがとくに効果的であった。また担体としてはケイソウ土(セライト545)が適当であると思われた。セライト-545に保持されたトルエン-2,4-ジスルホン酸, m-ベンゼソジズルホン酸,o-,m-,P-ニトロベンゼンスルホン酸の混合物,クロロベンゼソ-2,4-ジスルホγ酸およびポリスチレンスルホン酸をニトP化触媒として使用した結果,モノニトロ化生成物のρ 。値および収率はそれぞれ,1.61,96%1.53,92%o,1.5,91%,1。47,90%,1 42,77%であった。セライト-545を使用せずスルポソ酸のみを触媒としたとき のそれぞれの値は,1.05,72%e,1.08,81%,1.25,84%,0.91,83%,0.70,50%であった。
トルエンのニトロ化における芳香族スルホン酸類および担体の作用機作についても検討した。

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