日本化学会誌(化学と工業化学)
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ビニルオキシエチルシンナマートと無水マレイン酸との交互共重合による光橋かけ性ポリマーの合成とその感光特性
西久保 忠臣一条 太郎今浦 雅一田戸 俊秀高岡 恒郎
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1974 年 1974 巻 1 号 p. 45-48

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抄録

ビニルオキシエチルシンナマート(VEC)と無水マレイン酸(MAH)のラジカル共重合により測鎖にケイ皮酸エステル基をもった光橋かけ性ポリマーを合成した。等モル濃度で共重合したポリマーは交互共重合物であり,エチルメチルケトン中70。Cでアゾビスイソブチロニトリルを開始剤としたVEC(M,)-M AH(M,)のプ1=O.21,r2=O.14であった。またVEC-MAHコポリマーに増感剤として5-ニトロアセナフテソ,かニトロアニリン,N-アセチル-P-ニトロアニリン, N-アセチル-4-ニトロ-1-ナフチルアミンを加えた場合の相対感度はそれぞれ,200,281,281,790であった。さらにVECMAHコポリマ-に4-ニトロ-1-ナフチルアミンを加えて反応させ,KPRと同程度の相対感度を示すポリマーが得られた

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