人間ドック (Ningen Dock)
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原著
任意型健診におけるCA19-9 測定の意義について
矢島 義昭後藤 和弘町田 優松本 健松山 哲山下 達矢石井 秀和田中 瑶子佐藤 武敏黒澤 功細内 康男
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2014 年 29 巻 4 号 p. 610-615

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抄録
目的:当院では2010年度より人間ドックでCA19-9の測定を開始したが,今回は任意型健診におけるCA19-9測定の意義について報告する.
対象と方法:2010年度の当院人間ドック受診者は15,773例であった.全例にCA19-9測定と腹部超音波検査が施行され,CA19-9が異常値を呈した症例においては,必要に応じて各種画像検査を施行し,経過観察は3ヵ月毎とした.
結果:2010年度のCA19-9異常例は308例(2.0%)で,その90%は100 U/mL以下に分布した.当院外来で2次健診受診例は243例(78.9%)であった.検出された悪性腫瘍は10例(4.1%)で,内訳は膵がん4例,胆管細胞癌1例,肺がん2例,直腸がん1例,卵巣がん1例,腎がん1例であった.膵がんの内訳は体部がん2例,尾部がん2例であった(1.6%).悪性腫瘍例でのCA19-9は3ヵ月の経過観察期間にほぼ倍増する傾向にあった.子宮内膜症と診断された4例では200~700 U/m Lの範囲を乱高下した.その他の異常例は原因不明であったが,ほぼ横ばいに推移した.またCA19-9異常が発見の契機になった5例の悪性腫瘍(膵がん3例)において治癒切除が可能であった.
考察:健診へのCA19-9の導入により治癒切除が可能な膵がんが発見できた.3ヵ月毎のCA19-9の推移は良悪性の区別に有用である可能性がある.
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© 2014 公益社団法人 日本人間ドック学会
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