人間ドック (Ningen Dock)
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ISSN-L : 1880-1021
原著
人間ドックにおける血尿の実態
辻 裕之遠藤 繁之原 茂子大本 由樹天川 和久謝 勲東山本 敬橋本 光代小川 恭子奥田 近夫有元 佐多雄加藤 久人横尾 郁子有賀 明子神野 豊久荒瀬 康司
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キーワード: 人間ドック, 血尿, 年齢, 性別
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2015 年 30 巻 3 号 p. 556-562

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抄録
目的:人間ドックにおける尿潜血の実態を検証した.
方法:2011年2月からの1年間に,虎の門病院付属健康管理センター人間ドックを受診した16,018例(男性10,841例,女性5,177例)について尿潜血の結果を集計し,性別および年齢層別の差異を検討した.
結果:受診者全体では男性の10.9%,女性では生理中を除いても26.8%に尿潜血が陽性(1+以上)であり,陽性率は年齢とともに高くなる傾向があった.
結論:人間ドックにおいて尿潜血陽性率は従来考えられていたより高く,また性別および年齢層別に明らかな差を認めた.さらに我々の施設では,2004年から2011年または2012年に掛けて潜血陽性率が上昇していた.我が国では2006年に尿潜血の検査基準が統一された.それとの関連は不明だが,血尿は経年的に増加している可能性があるものと考えられた.
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© 2015 公益社団法人 日本人間ドック学会
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