抄録
東海大学病院健診センターで行なっている子宮頚癌検診での前癌病変(特に軽度・中等度異形成)におけるコルポ診の有効性と最も多く検出される細胞診クラスIIIaの取り扱い方を二次検診データと比較検討した。コルポ診の併用効果に関しては,細胞診だけでも上皮内癌や浸潤癌の90%以上が検出可能であったが,軽度・中等度異形成の60%が偽陰性でありコルポ診によって検出された。またクラスIIIa検出者の半数は初回陰性でも次の5年以内に検出されていた。そしてクラスIIIaの進展時期と頻度からみて,その転帰の判定は2-3年が適当でありその follow 間隔は3-6か月が望ましいと考えられた。