人間ドック (Ningen Dock)
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人間ドックにおけるマンモグラフィと超音波検査を併用した乳がん検診成績
濱田 郁代那須 繁吉村 理江吉本 雅彦古賀 俊逸渡邉 良二
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2006 年 21 巻 1 号 p. 32-36

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抄録
目的:人間ドックにおける乳がん検診は,単に死亡率の低減を目的とした集団検診と異なり,がんをより早期に発見し,乳房の温存や化学療法の軽減による術後のquality of life(以下QOL)の向上も求められている.我々は,乳がん検診における超音波検査の必要性を重視し,マンモグラフィ(以下MMG)と超音波検査(以下US)併用検診を10年にわたり施行してきた.今回,過去10年間の乳がん検診の検査成績を報告する.方法:1995年2月から2005年3月までにMMGとUSを併用した乳がん検診受診者のうち,30歳から69歳までののべ29,242名の検診成績について検討した.結果:要精検率6.0%,精検受診率81.4%,発見がん139例(がん発見率0.48%),うち早期がんは105例(早期がん率75.5%)であった.MMG/US各々のがん検出率は72.0%/84.6%とUSの方が高率であった.一方,発見がん139例(143病変)につき非浸潤がん(17病変)と浸潤がん(126病変)に分けてMMG/USの検出率を比較すると,各々88.2%/58.8%,72.2%/88.9%となり,非浸潤がんの診断にはMMGが有用であるが,浸潤がんの検出ではUSの方がより効果的であった.結論:より早期のがん発見を目指す人間ドックの乳がん検診においては,浸潤がんの見逃しを防ぐためにUSを必ず実施し,非浸潤がんを高率に検出できるMMGと併用することが望ましい.
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© 公益社団法人 日本人間ドック学会
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