抄録
目的:自記式質問票による満足度調査を行い,受診者の継続受診意志に関連する要因を検討し,更なるサービス向上に寄与することを目的とする.方法:2004年8月30日-9月3日に一日及び宿泊ドックを受診した407名を対象とした.質問項目は,スタッフの接遇,設備,説明のわかりやすさ,食事,待ち時間,プライバシーの配慮に対する満足度などで,合わぜて継続受診意志,知人への紹介を5段階で評価・点数化し集計した.満足度に関する項目の平均得点を求め「平均満足度」とし,「継続受診意志」「知人への紹介」との相関を求めた.また「継続受診意志」と関連する要因について重回帰分析を用いて検討した.結果:回収率は100%で407名の回答を得た.満足度に関する得点では接遇が高く(4.34点),待ち時間(3.16点)や食事が低かった(3.21点).「平均満足度」と「継続受診意志」「知人への紹介」の相関係数はいずれも0.47で,ある程度の相関が認められた.継続受診意志に関連する要因について重回帰分析を行った結果は接遇,設備,受診回数が関連する要因であった.結論:継続受診意志には「接遇」が重要であることが考えられた.満足度と継続受診意志との間にある程度相関がみられ,満足度を上昇させることにより継続受診につながる可能性が考えられた.食事や待ち時間の評価は低く,更なる改善の必要性が示唆された.