抄録
目的:当センターでは,子宮頸がん検診を実施しているが,反復受診者が大部分である.今後受診率の向上,あるいは新たに子宮体がん検診を企画する際の参考とすべく,受診者の意識調査を実施した.方法:2004年12月1日から2005年2月28日までに当センターを受診した1,868名の受診者にアンケート形式で調査を実施した.回答を得られたのは,523名で約28%であった.結果:回答者で子宮頸がん検診を受けたことがあるのは80%であった.当センターを受診した者で子宮頸がん検診を受けなかった者の理由は「健康だから」と「恥ずかしい」からが約半数をしめていた.子宮頸がんの初期自覚症状に関する設問では,自覚症状がないとの回答は約半数であった.また子宮体がん検診を知っているとの回答は72%であったが,20歳代,30歳代では57%であった.結論:健康診断を受診している意識の高い集団でも子宮頸がんと子宮体がんの違いや子宮頸がんの初期には自覚症状がないことなどがよく理解されていないことが判明した.このような結果が得られたことから,各医療機関で啓発にもっと努めることが必要であると考える.