西日本皮膚科
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研究
Clobetasone 17-Butyrateの局所的副作用
—皮膚潮紅, 毛細血管拡張, 皮膚萎縮について—
石原 勝
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1981 年 43 巻 1 号 p. 66-74

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抄録

健常男子の前腕屈側にコルチコステロイド外用剤を7週間(朝1回単純塗擦,夜密封)外用し,3∼7週後と中止1,2週後にdouble skin foldをマイクロメーターで測定した。さらに肉眼的観察により潮紅,毛細血管拡張を,触診で皮膚萎縮を判定し,これらを総合判定した成績を検討した。マイクロメーターによる皮膚萎縮の検索結果はCB (clobetasone butyrate)がHB (hydrocortisone butyrate)にくらべ有意に皮膚萎縮を生じにくいことを示した。またFA (fluocinolone acetonide),BV (betamethasone valerate)もCBより萎縮を生じやすいことがうかがわれた。皮膚潮紅,毛細血管拡張,触診による皮膚萎縮もCBはHBより有意に生じにくいことが明らかにされた。FA,BVもCBよりこれらを生じやすい傾向を認めた。総合判定の結果CBはHBよりこれらの局所的副作用発生の点で有意に安全であることを確認した。

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© 1981 日本皮膚科学会西部支部
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