九州大学医学部皮膚科教室
1984 年 46 巻 3 号 p. 704-708
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Mycobacterium fortuitumによる多発性皮下膿瘍の1症例を報告した。本症例は急性骨髄性白血病(くすぶり型)の寛解期に発症し, 外傷の既往はなかつた。病理組織学的にはほかの非定型抗酸菌症と同様に肉芽腫像を呈した。抗結核剤は無効で, 頻回な排膿と温熱療法は効果があつたと考えられる。全身状態の回復に伴い皮疹は軽快した。
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