熊本大学医学部皮膚科教室
1986 年 48 巻 1 号 p. 39-43
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33才女子, 右前腕屈側部のnodular fasciitisの1例を報告し自験例も含め, 現在まで本邦皮膚科領域で報告された41例につき, 若干の臨床的考察を行い, つぎの結果を得た。本症の臨床像は30∼50才の壮年期にみられ男子にやや多く, 前腕や大腿に好発し, 示指頭大ないし拇指頭大の主として表面常色ときに圧痛を訴える弾性硬の単発性皮結下節であり, 全摘すればほほんど再発しない腫瘤である。
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