鹿児島大学医学部皮膚科教室
1989 年 51 巻 4 号 p. 776-779
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61才男子, 全身に広がる浸潤性紅斑, 腫瘤, 表在リンパ節の腫大を主訴に来院した。入院後の皮膚リンパ節生検では瀰漫性混合細胞型と診断され, その他の諸検査でATL(成人T細胞白血病)と診断した。治療としてIFN-γ(SUN4800)200万JRU/日点滴静注6週間連日投与で肉眼的に浸潤性紅斑の色素沈着化, 腫大表在リンパ節の縮小化を認め, 組織学的にも真皮内の異型浸潤細胞の著明な減少を認め, 寛解に至つた。
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