西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
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研究
術後小死腔に対する翼状針ドレーンの有用性
中村 徳志石原 剛小野 友道
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ジャーナル 認証あり

1996 年 58 巻 5 号 p. 815-819

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抄録

術後血腫予防のためのドレナージは手術操作の基本原則である。しかし顔面, 四肢などの小手術時に生じる小死腔あるいはティシューエキスパンダー挿入後の出血に対して既存のドレナージでは十分でない場合がある。この様な場合我々は翼状針および陰圧採血管を利用した簡便な吸引ドレーンを用いて効果的な結果を得ている。今回その方法を紹介するとともに15症例に使用した結果についてその利点および欠点を述べる。

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© 1996 日本皮膚科学会西部支部
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