西日本皮膚科
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症例
子宮筋腫を合併した多発性皮膚平滑筋腫
—Gh-RHアナログ(ブセレリン)が無効であった皮膚平滑筋腫—
村上 義之
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1997 年 59 巻 4 号 p. 590-592

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抄録

29歳の女性。24歳時に子宮筋腫に対してGn-RHアナログを投与され, 腫瘍の縮小と過多月経や月経困難症などの症状の消失をみた。22歳頃に下顎や上腕に紅色小丘疹が出現, 次第に増加し, 前腕と大腿を除くほぼ全身に小丘疹が多発した。臨床像と病理組織学的所見より多発性皮膚立毛筋性平滑筋腫と診断した。典型例と考えられ, 本腫瘍とestrogenの関係について若干の考察を加えて報告する。

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© 1997 日本皮膚科学会西部支部
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