西日本皮膚科
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症例
水上オートバイ爆発による熱傷
加口 敦士井上 雄二小野 友道
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1999 年 61 巻 1 号 p. 24-26

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抄録
水上オートバイの爆発事故による熱傷の1例を経験した。症例は36歳の男性。水上オートバイを運転中に突然, エンジンが停止した。エンジンプラグの湿気により起こったトラブルと考え, 海上にて, エンジンルームを開け, プラグヘッドの乾燥を目的にガスライターを点火したところ, 爆発し, 熱傷を負った。ガスライターは水上オートバイ運転時には日頃から携帯していたものであり, 以前から, 同様のトラブル時にはガスライターを用いてプラグヘッドの乾燥や掃除をおこなっていた。また, 同じことは, 他の水上オートバイ愛好者の間でもおこなわれており, 大変危険な行為である。
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© 1999 日本皮膚科学会西部支部
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