日立総合病院皮膚科
日立総合病院微生物検査室
1999 年 61 巻 1 号 p. 71-73
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症例1: 56歳の男性。初診の4日前に猫に手を咬まれた。同部に発赤, 腫脹が著しく排膿を認めた。症例2: 41歳の女性。初診の前日右下腿を猫に咬まれた。同部の発赤, 腫脹, 疼痛が著明。2日後排膿あり。2例とも膿の細菌培養にてPasteurella multocidaを分離した。セフェム系抗生物質を2週間投与し治癒。猫咬傷はPasteurella multocida感染のリスクが高いことを認識すべきである。
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