西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
ISSN-L : 0386-9784
症例
Hypereosinophilic Syndrome(HES)の湿疹·痒疹病変にPUVA-bath療法が奏効した1例
菅野 重森田 明理鈴木 やよい辻 卓夫
著者情報
ジャーナル 認証あり

2000 年 62 巻 6 号 p. 723-726

詳細
抄録

75歳の男性。約20年前から全身に丘疹,紅斑,苔癬化局面,色素沈着など多彩な皮疹が出現し,市販外用剤の他,他院で治療を受けていたが増悪,改善を繰り返していた。末梢血好酸球29%,1624/μlと著明に増加しており,病理組織では真皮上層にリンパ球と多数の好酸球の浸潤を認めた。精査の結果,皮疹,好酸球増多の明らかな原因を認めず,hypereosinophilic syndromeの湿疹·痒疹病変と診断した。治療としてPUVA-bath療法を行い,皮疹の改善を認めた。また, PUVA-bath療法後4ヵ月で好酸球数,eosinophilic cationic protein値をPUVA-bath療法前と比較したところ,ともに基準値まで減少を認めた。

著者関連情報
© 2000 日本皮膚科学会西部支部
前の記事 次の記事
feedback
Top