佐賀県立病院好生館皮膚科
佐賀県立病院好生館病理部
九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
2009 年 71 巻 4 号 p. 416-420
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
水痘再罹患の3例を経験した。いずれの症例も水疱底の塗抹標本での蛍光抗体直接法で,水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus ; VZV)特異抗原が陽性であり,組織学的に水疱内には多核巨細胞も認められたこと,血清VZV抗体価が初感染パターンではなかったこと,帯状疱疹を思わせる皮疹がみられなかったこと,水痘の既往があったことから水痘再罹患と診断した。3症例とも抗ウイルス剤の投与にて1週間程度で症状の改善が認められた。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら