九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
2015 年 77 巻 3 号 p. 214-216
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日齢 20 の男児。日齢 2,10 に右鼠径部と右下腿屈側にそれぞれ 1 つずつ水疱が出現した。日齢 18 ごろ,右鼠径部から右大腿前面にかけて複数の小水疱と紅斑が出現した。組織学的には,表皮に好酸球の浸潤を伴う海綿状態があり,真皮上層には好酸球を主体とする炎症細胞の浸潤を認め,メラノファージが散在していた。家族内同症はなく,体表奇形および,眼,歯,中枢神経系の合併症もなく,片側性,軽症型の色素失調症男児例と診断した。男児の色素失調症の臨床的特徴について文献的考察を行ったので合わせて報告する。
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