整形外科と災害外科
Online ISSN : 1349-4333
Print ISSN : 0037-1033
ISSN-L : 0037-1033
当院におけるリスフラン関節脱臼骨折の治療成績
金澤 和貴吉村 一朗井田 敬大竹山 昭徳内藤 正俊井上 敏生
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 56 巻 1 号 p. 145-148

詳細
抄録
1996~2004年の間に治療を行ったリスフラン関節脱臼骨折は7例7足(全例男性)で,このうち陳旧例1例を除く6例6足に対し後ろ向き調査を施行した.年齢は21~58歳(平均34.7歳)で,経過観察期間は4~30ヶ月(平均15.3ヶ月)であった.骨折型は Hardcastle 分類で type A は3足,type B は2足,type C は1足で受傷原因は交通事故3足,労働災害3足であった.リスフラン関節脱臼骨折は見逃され陳旧化した場合やリスフラン関節の正確な整復を怠ると疼痛の原因になるため注意が必要である.
著者関連情報
© 2007 西日本整形・災害外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top