整形外科と災害外科
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DTJ screwによる舟状骨骨折の治療
村岡 邦秀尾上 英俊木村 一雄斉田 光林 武野田 大輔
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2010 年 59 巻 3 号 p. 493-496

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抄録

舟状骨骨折に対しDTJ screwによる治療を行い良好な成績を得たので報告する.対象は2005年2月から2008年12月までの間に手術を行い2ヶ月以上経過観察し得た22例である.手術時年齢は平均26歳(16~80歳)で,骨折型はHerbert分類のA2:17例,B1:1例,B2:1例,C:3例であった.手術時間は平均18分(10~44分)で,骨癒合までの期間は平均11週(4~34週)であった.術後外固定期間は骨折型によって差はあるものの平均3週(1~7週)でありDTJ screwには術後の外固定期間を短くしても骨癒合に十分な固定力があるといえる.

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© 2010 西日本整形・災害外科学会
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