整形外科と災害外科
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橈骨遠位端骨折に対する掌側ロッキングプレートが折損した3例
井上 三四郎仲西 知憲菊池 直士宮崎 幸政井ノ口 崇上森 知彦斎藤 武恭阿久根 広宣
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2011 年 60 巻 4 号 p. 621-625

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抄録

橈骨遠位端骨折に対し掌側ロッキングプレートを用いた骨接合術は近年急速に一般化している.当院では,3症例のインプラント折損例を経験した.1例はSmartLock(Stryker)のプレート折損,残りの2例はAcu-Loc(Acumed)のロッキングスクリューおよびロッキングピンの折損であった.SmartLockを選択する場合は,患者背景を吟味し後療法にも注意すべきである.Acu-Locを選択する場合は,遠位最尺側の螺子やピンの折損に注意を払うべきである.

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© 2011 西日本整形・災害外科学会
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