2016 年 65 巻 1 号 p. 54-57
宮崎大学医学部整形外科は宮崎県と連携し,積極的にスポーツイベントへのメディカルサポートを行なっている.平成25年度に当科が行ったメディカルサポート状況につき調査した.宮崎大学医学部整形外科所属の医師が出務した宮崎県外・海外へのチーム帯同や医事運営は10件でその期間は3日間から32日間であった.内訳としては,U-17女子サッカー日本代表帯同が3件,国民体育大会(国体)宮崎県選手団帯同が3件,国体サッカー少年の部帯同が3件,全国高校ラグビー大会帯同が1件であった.宮崎県内で開催されたスポーツイベントのマッチドクター,医事運営への出務は46競技会62日間であった.内訳としては,ラグビー32日,サッカー11日,柔道8日,マラソン2日でその他競技が9日であった.出務医師総数は15人で8人はスポーツドクター資格保持者であった.当科でのスポーツイベントへの医師派遣の現状および課題について報告する.