大分大学医学部第三内科
大分大学医学部総合診療部
2007 年 104 巻 5 号 p. 660-665
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症例は75歳,男性.主訴は胸のつかえ感.著明な末梢血好酸球の増多,IgEの上昇を認め,CTでは食道,回腸末端部の壁肥厚,腹水を認めた.上下部消化管内視鏡検査では所見に乏しかったが,生検にて食道,胃,小腸に好酸球浸潤を認め,好酸球性胃腸炎と診断した.prednisolone(PSL)の経口投与にて胸部症状,画像所見の改善を認めた.本邦において本例の如く食道炎を主体とした好酸球性胃腸炎の報告は少なく,貴重な症例と考えられた.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌
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