術後5年間無再発生存した腟浸潤をともなった肛門管類基底細胞癌の1切除例

澤田 傑; 堀 道大; 渡辺 繁; 在原 文夫; 木村 尚哉; 白井 聡; 直江 史郎

doi:10.11405/nisshoshi.108.787

症例報告

術後5年間無再発生存した腟浸潤をともなった肛門管類基底細胞癌の1切除例

澤田傑, 堀道大, 渡辺繁, 在原文夫, 木村尚哉, 白井聡, 直江史郎

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キーワード: 肛門管類基底細胞癌, 手術, 補助療法, 腟浸潤, 5年間無再発生存

ジャーナルフリー

2011 年 108 巻 5 号 p. 787-790

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.108.787

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抄録

症例は78歳，女性．腟浸潤をともなった肛門管類基底細胞癌の診断で腹会陰式直腸切断術を施行，腟を合併切除した．術前術後，厳密な補助療法を施行しなかったが5年間無再発生存した．肛門管類基底細胞癌は比較的まれな疾患である．肛門管類基底細胞癌の術式や術前，術後の補助療法の決定には，今後さらなる症例の集積と十分な検討が必要であると思われた．

責任著者(Corresponding author)

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