JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院消化器内科
JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院病理診断科
2016 年 113 巻 12 号 p. 2029-2034
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は67歳,男性.主訴は吐血.切除不能進行食道癌に対し,化学療法を開始したが,その12カ月後に吐血を認めた.上部消化管内視鏡検査にて,食道癌から湧出性出血を認めた.保存的加療では止血が得られず,食道狭窄のために内視鏡的止血術も困難であった.通過障害の改善目的に食道ステントを留置したところ,圧迫止血により出血も制御された.食道ステント留置により食道癌の出血を制御した例はまれであり,報告する.
胃腸病研究会会報
日本消化機病学会雑誌
實驗消化器病學
消化器病学
日本消化機病學會雜誌. 甲
日本消化機病學會雜誌. 乙
日本消化機病學會雜誌