日本消化器病学会雑誌
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総説
生物学的製剤を主軸においた炎症性腸疾患の治療戦略
福田 知広長沼 誠金井 隆典
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2018 年 115 巻 3 号 p. 272-282

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抄録

炎症性腸疾患において生物学的製剤は寛解導入,維持いずれにおいても重要な位置を占めている.2017年に潰瘍性大腸炎でGolimumab,クローン病ではUstekinumabといった生物学的製剤が新たに承認された.また,クローン病においては,従来使用されてきたInfliximab投与期間の短縮,Adalimumabの倍量投与が認可され,炎症性腸疾患の治療戦略は複雑化している.炎症性腸疾患は依然として難治であり,限られた治療法の中から適切に治療選択を行うことが重要である.本稿では,炎症性腸疾患に対する生物学的製剤を中心とした,本邦における最新の治療法に関して解説する.

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© 2018 (一財) 日本消化器病学会
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